夏バテを防止・解消するには?

対策はどうすれば?

夏バテの原因・要因が、

  1. 自律神経の失調
  2. 水分不足
  3. 胃腸の働きの低下

であることを考えると、以下の4つの方法が夏バテ防止・解消の対策・予防法と考えられます。

  1. しっかりと食べる
  2. 水分を補給する
  3. 冷房の効きすぎに備える
  4. しっかりと寝る 

1.しっかりと食べる

夏は暑さで汗をたくさんかきます。その汗によって、多くのビタミンやミネラルが体から失われます。ビタミンやミネラルをきっちり補給しないと、ますます体力が落ちていき、やがては「夏バテ」となってしまいます。ですので、その解消法は、夏にはしっかり食べて、スタミナをつけることです。特に、ビタミンやミネラルを補給する必要があります。中でも、ビタミンB1クエン酸、最近ではナイアシンなども必要といわれています。「そんなこと言われても、食欲がないから食べられないんじゃん!」そのとおり!

ですので、食事を採る際にも、食べるための工夫が必要です。

炭水化物そのものは人間のエネルギー源ですので、体力が落ちている夏バテには有効なのですが、炭水化物だけを食べていても、エネルギーには変わらないので対策にはなりません。炭水化物の消化にはビタミンB1,B2であり、クエン酸が必要なのです!

逆に言えば、ビタミンB1B2やクエン酸がなければ、いくらエネルギーの元となる炭水化物をとってもエネルギーには変わりません。それどころか、疲労物質の元となる乳酸や脂肪に変わってしまいます。

 

【ビタミンB1,B2をたくさん含む夏バテ防止・解消の食材】

  • 豚肉(特にモモ肉、ひれ肉)
  • レバー
  • 枝豆
  • 納豆
  • 豆腐
  • 玄米
  • うなぎ(ビタミンB1
  • いわし

【ビタミンB1,B2をたくさん含む夏バテ防止・解消のメニュー】

ビタミンB1,B2はアリシンと一緒に食べると吸収がよくなります。アリシンがたくさん含まれているのはねぎ、にんにく、にら、たまねぎなどなので、これらと一緒に食べるのがいいですね。

  • 豚しゃぶ(にんにくを薬味にして)
  • レバニラ炒め
  • 卵とたまねぎのうな丼
  • 豆腐の肉あんかけ

【クエン酸をたくさん含む夏バテ防止・解消の食材】

すっぱいものにはたいてい含まれています。

  • ゆず
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • 梅干

さきほどのビタミンB1,B2も同時に取れるものがおススメです。豚肉のレモン和え(豚肉をレモンに漬けたものをさっと炒めたもの)酢をたっぷりかけた冷やし中華(具に豚肉とねぎをたっぷり入れましょう)や酢の物をとりましょう!

【ビタミンC

ただでさえ仕事に家事にストレスがたまりやすいのに、外へ出たら灼熱地獄・・・。とかく、夏はストレスがたまりやすいものです。このストレスが胃腸の働きを弱めたり、自律神経の不調につながり、夏バテを促進してしまいます。こんなときに効くのがビタミンCです。

ビタミンCは人間のストレスへの耐性を高めてくれます。ストレスがたまりやすい夏にはぴったりですね。

 

【ビタミンCをたくさん含む夏バテ防止・解消の食材】

夏には夏のお野菜がおススメです。

  • 枝豆
  • トマト 
  • カボチャ
  • モロヘイヤ
  • グリーンアスパラ
  • ゴーヤ

【ビタミンCをたくさん含む夏バテ防止・解消のメニュー】

  • かぼちゃのスープ
  • トマトとグリーンアスパラのサラダ
  • ゴーヤと豚肉 

 

タイやインド、中南米など暑い地方の料理は、ピリっと辛いですよね。

【夏バテ防止・解消の香辛料・香味料】

  • しょうが
  • わさび
  • しそ
  • みょうが
  • ねぎ
  • カレー
  • とうがらし
  • キムチ

 

夏バテで食欲がないときには、食材やメニュー選びも大切ですが、

食べ方にも工夫が必要です。

 

 

  • 一日3食をきっちり食べましょう。特に、涼しい朝の間は食欲もでてきやすいので朝にきっちり食べることが大切です。
  • たくさん量が食べれないときは、ビタミン、ミネラルを中心に、少しずつバランスよく食べるようにしましょう。
  • どうしても食べられないときは、トマトジュースやフルーツ酢などでビタミンB1やクエン酸を補給しましょう。
  • 食べれないときは、サプリメントで栄養分を補給するのも一案です。

 

2.水分を補給する

暑い夏には汗として水分がどんどん失われていきます。したがって、水分の補給が大切です。

普段からあまり水やお茶を飲まない人も意識して水分を取るようにしましょう。ただ、単に水分を取ればいいというものではありません。冷たいジュースやビールは、胃腸の働きを弱め、逆に夏ばてを促進してしまいます。水分の取り方にも少し気をつけましょう。 

3.冷房の効きすぎに備える

暑い外からクーラーの効いた室内に入ることを何度も繰り返していると、自律神経がまいってしまい、めまいや食欲低下を招いてしまいます。

なるべく部屋の外と中の温度差が5度以下になるように部屋の温度を調節しましょう。また、調節ができない場合は、着るもので調節する必要があります。 

4.しっかりと寝る

熱帯夜が続く暑い夏は寝不足になりがちです。ですが、寝不足は体力不足を招き、確実に夏バテへの道を進ませてしまいます。暑い夜でもぐっすりと寝るための工夫が必要です。

【参照】

http://natsubate.x8q.net/002/ent1052.html

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