3月に入ったとはいえまだまだ寒い日が続き、体調を崩し気味の方はいませんか。
今回は免疫力を高めるための方法を、生活面、食事面からご紹介します。
風邪やインフルエンザ、花粉症を吹き飛ばしましょう。
免疫力って何?
体の中では常に、外から侵入しようとする細菌やウイルスから体を守り、体内で発生するがん細胞等を抑え正常に保とうとする働きがあります(=免疫)。
体を守ろうとする力を免疫力と呼び、免疫力が低くなると様々な弊害が起こります。
免疫力が低いとどうなるの?
- 風邪を引きやすくなる
- 花粉症等のアレルギー症状が悪化する
- がんなど重病にかかるリスクが上がる
免疫力低下を引き起こす原因
- 加齢
- 運動不足、過度な運動
- 睡眠不足
- 過労
- ストレス
- 喫煙
- 栄養不足
免疫力を高めるには?
高齢者や乳幼児はインフルエンザによる入院患者がそれ以外の年齢群と比較して多く、免疫力が低い傾向にあります。(※1)
加齢による免疫力低下は防げませんが、下記3点に注意することで免疫力低下を抑えることができます。
- 適度な運動
- 睡眠を十分とる
- 良い食生活習慣
激しい運動をする必要はなく、1日10分程度の簡単な筋肉トレーニングを毎日習慣化するのがおすすめです。
適度に体が疲れを感じると、夜もぐっすり寝つきやすくなります。
また、どんなに良い運動習慣が身についていても、スナック菓子やファストフードばかりの食生活では意味がありません。
3食きちんとバランスの取れた食事をすることで免疫力を高めましょう。
免疫力を高める食べもの
- 発酵食品
- 緑茶
- 緑黄色野菜
免疫と腸には密接な関係があることが近年わかってきています。
発酵食品には、発酵の方法や菌によって様々な種類があります。一つの食材だけを食べるのではなく、複数の発酵食品を組み合わせるのがおすすめです。
(発酵食品の例:ヨーグルト、味噌、キムチ、納豆、酒かす、みりん、漬物、チーズ)
緑茶に含まれるカテキンにも免疫力を高める効果があります。免疫力を高める成分は、熱湯よりも冷水にて抽出するほうが多く含まれるため、水出しできるものがおすすめです。
緑茶にはカフェインが含まれますが、水出しすることでカフェインも抑えられるため、お子さんにもおすすめです。
人参やかぼちゃ等の緑黄色野菜に豊富に含まれるβカロテンは皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫力を高める効果があります。
何か特定の食材一つを続けて食べるのではなく、バランスよく様々な食材を、毎食の食事に少しずつプラスすることで効果が高まりますよ。
※1. 国立感染症研究所 今冬のインフルエンザについて (2018/19 シーズン)