よく噛んで食べよう

なぜ噛むことは大切なの?

さっき食べたもの、どれくらい噛みましたか?多くの人が十分に噛まずに飲み込んでしまっている可能性があります。
よく噛むことによって、食べ物の消化を助けたり、脳を刺激して発達を促したり、病気の予防をしたり、様々な効果をもたらします。

よく噛むことの8つのメリット「卑弥呼の歯がいーぜ!」

「ヒ」:肥満防止
ゆっくりよく噛んで食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止につながります。
「ミ」:味覚の発達
食べ物の形や固さを感じることができ、味がよくわかるようになるなど味覚が発達します。
「コ」:言葉の発達
口の周りの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、表情が豊かになったり、言葉の発音がきれいになったりします。
「ノ」:脳の発達
脳に流れる血液の量が増えるので、子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防することができます。
「ハ」:歯の病気予防
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用もあり、むし歯や歯肉炎の予防につながります。
「ガ」:ガンの予防
唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品の発ガン性を抑えるので、ガンの予防につながります。
「イー」:胃腸快調
消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。また胃腸の働きを活発にします。
「ゼ」:全力投球
身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。

子供がよく噛んで食べる習慣をつける4つのポイント

1. 噛む回数を増やせる食材を使用してみましょう。
<噛む回数を増やせる食材の一例>
・ 魚介:煮干し、こんぶ、わかめ、干物、貝
・ 根菜:たけのこ、レンコン、にんじん
・ 葉物:ほうれんそう、小松菜
・ 果物:りんご、なし
・ いも・豆:さつまいも、大豆、いんげん
・ ナッツ:ごま、アーモンド、くるみ

2. 食材の調理法を工夫してみましょう。
<よく噛むための調理法の一例>
・ 普段は細かく切っている食材を少し大きめに切る
・ 野菜は繊維を壊さない方向を意識する(繊維にそって切る)
・ 生で食べても問題ない食材は火を通しすぎず、少し歯ごたえが残るよう調節する
また、子どもが好きなハンバーグに根菜を混ぜてみるなど、子どもが好む普段の食事にプラスするだけでも噛む回数を増やすことができます。

3. 水分で食べ物を流しこまない
食事の際に、水やお茶、牛乳を必ず一緒に出すご家庭もあると思います。しかし、これでは水分で食べ物を流しこめてしまうので、あまり噛まずに飲みこむ癖がついてしまいます。お子さん自身で気をつけることは難しいので、飲み物を食卓に出す順番を工夫するなどして、食べ物を飲みこんでから水分をとる習慣をつけてあげましょう。

4. おやつを歯ごたえのある食べ物に
今まではチョコレートやケーキだったものをおせんべいに代えてみたり、するめやにぼしなど、噛めば噛むほど味が出てくるものをおやつにしてあげるのもよいでしょう。また、茹でた枝豆やりんごなどの果物をおやつにすれば、健康を意識しながら噛む習慣をつけることができます。

(参照)
8020増進財団
https://www.8020zaidan.or.jp/info/effect8.html
LION よく噛むことの効果
http://clinica.lion.co.jp/oralcare/ha-kamu.htm
E PARK 歯科
http://haisha-yoyaku.jp/docs/hamigakids/column/kids-hanarabi-yokukamu.html

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