1.美白効果
納豆に多くふくまれる、ビタミンB群(B1,B2,B12)の効果により肌が美しく(美肌効果)があると言われています。ビタミンB群には、女性を健康な体につくり上げたうえ、魅力ある色白美人に変えてしまう、さまざまな働きがあります。それ以外にも、B群ほどではないにしても、納豆にはビタミンEも多く含まれていて、これが末梢の血管まで血行を促進するので、健康的な肌になります。さらにビタミンEは、女性ホルモンの分泌をスムーズにして、美白、美容効果をあげてくれます。
ビタミンB郡の効果効能について
ビタミンB1は、体の疲れを取り除き、脚気を防ぐほか、豊富な繊維質が便秘を解消してくれ、肥満の原因である糖質を体内で燃焼させエネルギーに変えてくれます。 ビタミンB2は、体の倦怠感を除去し、皮膚や粘膜を守って生き生きとするほか、目の疲れをとって、目をきれいに美しくしてくれます。 ビタミンB12には、とくに女性に多い貧血を防止する作用があります。
2.スタミナUP効果
納豆には、アミノ酸化された、たんぱく質やビタミン群が含まれており、その結果スタミナ強化に役立ち仕事や勉強の持続力が増します。そのため仕事を継続していても疲労が減少されます。納豆には、ナットウキナーゼをはじめとするさまざまな酵素が内含されていますが、その中のプロテアーゼは、たんぱく質を効率よく分解してたくさんのアミノ酸を生み出す。うま味をつくり出すグルタミン酸も、そのひとつ。プロテアーゼにはまた、血圧を上げる酵素を抑制する働きがあり、血圧降下剤にも使われています。
3.骨を丈夫にする効果
大豆は、きな粉などとともにカルシウムが豊富で、100g中におよそ240㎎のカルシウムが含まれています。ところが、カルシウムには、あまり吸収がよくないというネックがある。その点、納豆には消化のよいたんばく質がたっぷり含まれていて、それがカルシウムの消化吸収をも助けてくれるのです。だから、納豆の好きな子どもは骨が太く、体形もがっちりしてくる。また、高齢者に多い骨そしょう症を防ぐためにも、カルシウムは積極的に摂取すべきです。とくに閉経後の女性などは、納豆をたくさん食べて、骨を丈夫にするといいでしょう。
4.悪酔いを防いでくれる効果
納豆のネバネバをムチンといいますが、この【ムチン】が悪酔いを防いでくれる貴重な物質になります。つまり、ムチンが、薄く膜を張るように胃壁をカバーして、胃が直接アルコールを吸収する前にムチンが吸収してくれます。 もちろんそのアルコールも、ムチン自体の分解とともに、やがては胃に吸収されていきますが、それがゆっくりと吸収されるために悪酔いしません。 また、納豆には、良質のたんぱく質とビタミン類もたっぷり含まれているので、肝機能をアップさせる効果もあります。
5.肩こりや疲労を取り除いてくれる効果
肩こりというのは、筋肉に毒された乳酸などが分解されて起こる一種の血行障害です。納豆に含まれるサポニンには血管を丈夫にして血行をよくする働きがあるので、肩こりや疲労を取り除いてくれます。
6.たばこやアルコールの害から体をまもる効果
納豆に多く含まれるビタミンB2は、肝臓の解毒作用の機能をさらにアップされせ、たばこやアルコールの害から体をまもってくれます。
7.夏バテ予防効果
納豆は、良質のたんばく質を多く含み、スタミナ強化には申し分のない食べ物です。さらに豊富などタミンB群が暑さからくる体力の低下を防ぐほか、レシチンやミネラルが弱った体にパワーを植えつけ、リフレッシュしてくれます。納豆は、夏バテ防止には不可欠の食品になります。
8.頭がよくなる効果
脳の細胞を活発に働かせれば記憶力や思考力がUPします。納豆には脳の細胞を活性化するために必要なレシチンのほかに、神経伝達物質のアスパラギン酸、グルタミン酸など、アミノ酸を大量に含んでいます。特にレシチンは、記憶力を高める作用を持つことが、ドイツの学者、ゾルガッツ博士の実験で立証されており、短期的な記憶力には効果があるとされています。 脳は、ニューロンとよばれる神経細胞の集まりです。このニューロンが脳のなかに複雑なネットワークをはりめぐらせています。このニューロン同士が接合する部分のシナプスはCDのように情報を蓄積したり、送り出したり、神経回路のスイッチの役目をしている。このシナプスの活発度で記憶の容量にちがいが出てきます。レシチンは、このシナプスで分泌される神経伝達物質の合成に重要な役割をになっている。このような作用は納豆だけでなく、大豆にも同様の効能が認められ、このレシチンが脳細胞を活性化するので、頭が良くなります。
9.整腸作用効果
人間の腸内には約100種類、100兆個の腸内細菌が住んでいるといわれています。これらの腸内細菌は、腸内菌叢と呼ばれ、そこにはヒトの健康によい働きをする有益菌と、悪い働きをする有害菌がいる。健康な人には有益菌が多い状態で一定のバランスが保たれていますが、食事や環境の急変などで有害菌が増え、腸内菌叢が乱されると、下痢や便秘などの消化整腸作用も乱れてきます。納豆はこれらの原因となる有害菌を抑え、便通異常を改善する働きもするのである。
10.納豆の老化防止効果
納豆菌には、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)の働きを活気づけ、整腸作用との相乗効果で、腸内をきれいに掃除してくれる働きがあるため、納豆菌による整腸効果と繊維質の働きで、納豆を食べていれば、腸はいつもきれいで便秘もなく、若々しい体が保てます。 腸の中が健康で正常な働きがなされていれば、消化吸収の作用もスムーズに行われるため、老化防止の効果もあります。
11.ナットウキナーゼで血液サラサラになれます
ナットウキナーゼには血栓除去作用があり、血液サラサラになります。