似ているけれど、ちょっと違う「しらす干し」と「ちりめんじゃこ」。捨てる部分がなくそのまま1匹を食べることが出来るので栄養価が高いのが特徴です。 また、不足しがちなカルシウムや脳の健康をサポートしてくれるDHA、血液をサラサラにしてくれる働きのあるEPAなどが含まれています。 そのままご飯にのせてふりかけ代わりにして食べたり、サラダやパスタにプラスしたりとアイディア次第でいろいろな食べ方がある「しらす干し」と「ちりめんじゃこ」の違いと、栄養価を高めるおススメの食べ方をご紹介します。
■しらす干しとちりめんじゃこの違いって何?
どちらもイワシの稚魚が使われている「しらす干し」と「ちりめんじゃこ」。両者の違いについてですが、乾燥の度合いで区分しているのが一般的です。
釜で茹でただけのものを「釜あげしらす」、釜で茹でた後に少し干したものを「しらす干し」、じっくりと干して乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」と水分量の違いで呼び分けされています。
ただこの呼び分けは、日本全国で統一されているかというとそうではありません。 高知県では「しらす干し」と「ちりめんじゃこ」全てを総称して「ちりめんじゃこ」と呼ぶようですし、地域によって呼び方に若干違いがでるようです。面白いですね♪
■小さくても栄養満点!
100g(小さなお皿1杯)で約200mg(ちりめんじゃこ)~500mg(しらす干し)のカルシウムが摂れます。 慢性的に不足しているミネラルの筆頭であるカルシウムが手軽にとれるのが魅力ですね。 また脳の健康をサポートしてくれるDHAや血液をサラサラにしてくれる働きのあるEPAなど魚の脂肪酸が含まれているのも特徴です。
ご飯やサラダにそのままかけるだけでもいいという手軽さも魅力の1つです。外食続きの人は食事に加えてみてはいかがでしょうか。
■栄養価UPのおススメの食べかた
しらす干しにお酢や柑橘果汁などをプラスするとカルシウムとクエン酸などの有機酸が結びつき、カルシウムの吸収を高めることができると考えられています。
冷奴に薬味としらすを加えてポン酢でいただく、こんな食べかたでもOKです。とりいれやすいところから試してみましょう。
呼び方は地域性がでますが、栄養価の高さは全国共通です。偏食を自覚している人は普段の生活にとりいれてみてはいかがでしょうか。
【参考資料】