アスパラガスの栄養について

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アスパラガスは、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、Eなどの栄養が豊富に含まれ、美容によいということで、女性に人気がある野菜です。

アスパラガスのβカロテン(ビタミンA)は、皮膚や粘膜を健康に保ち、美肌効果がある他、眼の機能を正常に保ち、夜盲症(とりめ)を予防する効能がある栄養です。

ビタミンCは、肌のくすみやシミの原因である、メラニン色素ができるのを抑えたり、コラーゲンの合成を助ける働きもあり、ハリのある健康的な肌には欠かせない栄養です。また、免疫力をアップして、ガンや生活習慣病を予防する効能もあります。

ビタミンEは、血液中のコレステロールを減らし、血行を良くして、女性ホルモンのバランスを整え、生殖機能を保護する効能があります。また、女性に多い冷え性や肩こり、生理痛、不妊などを改善する働きもあり、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

アスパラガスには、これらのビタミンの他にも、「アスパラギン酸」と「ルチン」という栄養成分が含まれています。

アスパラギン酸は、新陳代謝を活発にして、たんぱく質の合成を助けて、美肌効果や疲労回復などの効能があります。

また、ルチンは”蕎麦(そば)”にも含まれている栄養成分で、毛細血管を丈夫にして、出血しやすい人や動脈硬化、高血圧の人に効果があります。

ちなみに、国内でよく食べられているアスパラガスには、グリーン・アスパラガスとホワイト・アスパラガスがありますが、ホワイト・アスパラガスは、ほとんどが缶詰として販売されています。

注意

最近のアスパラガスは栄養的には、ビタミンB12がほとんど含まれていません。また、缶詰用に加工されたアスパラガスは、味を整えるために塩分が多く使われている場合が多いので注意しましょう。塩分が多いと、アスパラガスに含まれている、ルチンの高血圧予防の効果が薄れてしまいます。

アスパラガスの

国内産と輸入ものがあり、国内産の旬は4月~6月で、おいしくて栄養が豊富です。輸入ものは9月~1月頃になっています。

上手な摂り

アスパラガスは、根元と穂先の硬さが違うので、まず、一番硬い根元の先端は切っておきます。

そして、根元だけを先に10~15秒くらいゆでた後で、寝かせてゆでると、全体が同じような軟らかさになり、食べやすくなります。

保存方

野菜庫で保存するときは、穂先を立てておくと、アスパラガスの栄養、ビタミンの損失が少なく、鮮度が長持ちします。

また、冷凍保存するときは、軽く塩ゆでしてから凍らせておけば、そのまま解凍せず調理に使えて便利です。

【参照資料】

http://web116.net/yasai/04-asuparagasu.htm

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