最近は温室栽培も増え一年中食べられる野菜ですが、にんじんのおいしい季節は10月~2月の秋から冬場にかけてです。今回はにんじんの栄養について紹介します。
【にんじんの栄養素(食品100g当たり)】
・カロチン 7,300μg
・ビタミンA 4,100IU
・カリウム 400mg
・食物繊維 2.4g
【にんじんの健康効果】
にんじんは、代表的な緑黄食野菜であり、よく知られる栄養素としてβ(ベータ)-カロチンがあげられます。β-カロチンは、活性酸素の働きを抑制する作用によりガンを予防。 また免疫力を活性化し、風邪を予防する効果もあります。さらにβ-カロチンは、体内で必要なだけビタミンAに変化します。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つ働きや、肌・皮膚がカサカサになるのを防ぎ、潤いを与えてくれるビタミンです。また、目との関係が深く、パソコンの使いすぎで目が疲れている現代人に多いドライアイを防ぐ役割もあります。
他にもにんじんには、ビタミンB1・Cなどのビタミン群、カリウム・鉄・カルシウムなどのミネラル成分もバランス良く含まれ、便通を促し、コレステロールや体の毒素を排出する働きがある食物繊維も豊富です。
にんじんは、約1/2本で1日に必要なビタミンAが摂れ、使いやすい一般的な野菜という意味ではとても優秀です。
【参照】