筍の栄養と効果について

筍

●疲労回復

グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などのうまみ成分でもあるアミノ酸が含まれています。茹でた時に出る白い粒状のものはチロシンで害はありません。これらの成分は疲れをとる働きもあります。

 

●カリウムが豊富

ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、足などのむくみをとる作用もあるそうです。

 

●食べ過ぎに注意

アクが強いので食べ過ぎると吹き出ものやアレルギーに似た症状を起こすことがあるので注意が必要です。

 

●食物繊維が豊富

食物繊維を豊富に含んでいるため、便秘や大腸がんなどの予防に効果があります。

 

●美味しいタケノコの選び方

タケノコは伸び過ぎたり、日にあたる時間が長い物はアクが強くなります。伸び過ぎていないもの、皮の色が薄い物を選んでください。日にあたる時間が長いほど皮の色は濃くなります。

皮の部分がしっとりしていて乾いていないものを選んでください。

細い物より、太短い物が美味しいです。

根もとの周りに赤いぶつぶつがありますが、ぶつぶつが少ない物が良いです。多い物はもうアクも強いと思って良いでしょう。

 

●タケノコは鮮度が命 保存の前に茹でる事

掘利出された後、時間を追うごとにどんどんアクが強くなっていきます。とにかく出来るだけ早く下茹でしましょう。茹でずに保存する事は考えられません。茹でたものは皮を剥き、水に浸した状態で蓋をし、冷蔵庫で保存します。水を変えながら1週間程はもちます。

更に長期間の場合は、密封出来る瓶に入れ、電子レンジにかけ、沸騰させるか、沸騰した湯に首まで浸して煮沸した状態で蓋をきっちりと締めて保存します。

■タケノコを使った主な料理

●主な食べ方

和食、中華だけでなく洋食にもどんどん使っていただきたい食材です。香りと歯ざわりを活かし、リゾットや付け合せなどにも使えるでしょう。

掘ってきたばかりの物ならば、皮ごとホイルに包んで焼き上げても違った味わいがあって美味しいです。

掘り起こしたその場で、薄くスライスして、生のまま刺身で食べるとエグミも少なく、香りが口いっぱいに広がります。また、茹でてアク抜きしたものを薄くスライスして、ワサビと刺身醤油で食べる刺身も美味しいです。

アク抜きをしたものを天ぷらにしても美味しいです。

一般的には、かつお節と一緒に煮る土佐煮や若布とともに若竹煮、和え物などがあります。なんといっても、筍ご飯は毎年1度は味わいたいものです。

 

●下味を付ける

煮物にしたものを天ぷらにすると美味しい他、バターソテーにする場合は、コンソメなどで一度煮て下味を染み込ませておくと美味しく仕上がります。

 

【参考資料】

http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/takenoko3.htm

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