12~3月が旬の小松菜には栄養がたっぷり含まれています。
スーパーでは一年中見かけることのできる小松菜ですが、実は小松菜は日本発祥の野菜です。
今回は、小松菜のうれしい栄養と効果についてお話していきます。
小松菜は成長を助けるカルシウムやマグネシウムが豊富
野菜や葉物が苦手という人もいるのではないでしょうか。
栄養価がとても高い小松菜には成長を助ける成分や美容・健康に良い成分が豊富に含まれています。
旬の小松菜は甘味が増し、柔らかくなります。食べ方を工夫して、美味しく栄養をとりいれましょう。
【主な栄養分】
- カルシウム(ほうれんそうの3倍)
- カリウム
- マグネシウム
- 鉄
- βカロテン
- ビタミンC
- ビタミンK
- 葉酸
栄養効果
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骨や歯を強くする
カルシウムはマグネシウム、ビタミンCやビタミンKと一緒に摂取することで吸収率があがります。
小松菜にはマグネシウム、ビタミンC、ビタミンKが含まれるためカルシウム単体でとるよりも効率よくカルシウムを摂取することができるのです。
さらにビタミンDを一緒にとることで、よりカルシウムの吸収をアップさせてくれます。
小松菜のおひたしにはビタミンDを多く含むかつお節や、ちりめんじゃこを加えて食べるのがおすすめです。
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免疫力を高める
小松菜には抗発がん作用や免疫を高める作用のあるβカロテン、免疫力を正常に働かせるカルシウムが含まれています。
ビタミンCも、白血球の働きを強化し免疫力を高めてくれます。
冬は風邪やインフルエンザが蔓延し、寒さによる疲れから体調を崩しがちです。ぜひ小松菜を食べて免疫力を高めましょう。
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イライラや疲れを抑制する
神経の興奮を適切に保つ働きがあるカルシウムですが、小松菜には野菜の中でも特に多くのカルシウムが含まれます。
私たちの体の中ではストレスを感じると、ビタミンCが失われます。ビタミンCは活性酸素を除去してくれますが、ビタミンCが不足することによって活性酸素が蓄積されやすくなり、疲れやイライラを感じる原因となります。
小松菜に豊富に含まれているβカロテンにも活性酸素を除去する働きがあります。βカロテンの一日当たりの必要量は1800㎍ですが、小松菜一食分(50g)でなんと約1550㎍のβカロテンをとることができます。
夜更かしやスナック菓子の取りすぎ、ストレスなどで活性酸素は蓄積されていきます。栄養たっぷりの食事で活性酸素を上手に除去していきましょう。
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美容効果
小松菜には、女性に嬉しい成分も豊富に含まれています。
小松菜に含まれるカリウムは、余分な水分を体外に排出する働きがあるため、むくみで悩んでいる方におすすめです。
抗酸化作用のあるビタミンCやβカロテンは皮膚の粘膜を強くして、紫外線などからお肌を守ってくれます。
小松菜は生でも食べられます
おひたしや卵炒め、スープやお味噌汁の具としてもおすすめの小松菜ですが、実はアクの少ない小松菜は生でも食べることができます。
ビタミンCは熱に弱く、加熱することによって失われやすい栄養素のため、生で食べることでより多くのビタミンCをとることができます。
サラダの具材やグリーンスムージーにするのもおすすめです。
【参考資料】
https://www.yasainavi.com/graph/category/ca=32
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/Vitamin/eiyou/calcium.htm