キャベツにはさまざまな種類があり、年中栽培されているアブラナ科の野菜です。
日本では主に冬キャベツ(旬:11月~3月)と春キャベツ(旬:4月~6月)、また芽キャベツ、コールラビ、グリーンボール、レッドキャベツなどが栽培されています。
キャベツの栄養
1.ビタミンC
キャベツにはビタミンCがかなり含まれています。特に緑色の部分が多い、芽キャベツには他のキャベツに比べより多くのビタミンCを摂取できます。
ビタミンCには肌の美容に欠かせないコラーゲンの合成に必須で、その他にも酸化作用による感染症予防や風邪予防も期待できます。
ビタミンCは水溶性ビタミンの為、水の浸しすぎには注意しましょう。
加熱する場合はスープとして汁ごと味わえる調理方法がおすすめです。
2.ビタミンU
聞きなれない名前かもしれませんが、ビタミンUはキャベツから発見された成分で別名「キャバジン」ともいわれています。
胃粘液の分泌を促し胃の保護をすると共に、胃粘膜の修復もしてくれます。
キャベツが揚げ物と一緒に提供されるのはとても理にかなっているのですね。
3.イソチオシアネート
主にアブラナ科の野菜やにんにく、わさびなどのに含まれているイソチオシアネート類には体内の解毒作用や抗酸化作用を高め、ガンを予防する効果が期待されています。
揮発性の成分の為、なるべく新鮮なうちに食べることでより多く摂取することができます。
4.その他
他にもキャベツには腸の調子を整えたり、る食物繊維や、体内の塩分排出を促し、むくみや高血圧予防をしてくれるカリウムも多く含まれています。
新鮮なキャベツの選び方と保存方法
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キャベツの選び方
1.外葉がみずみずしく、変色していたり、傷んでおらずつやがある。
2.葉の巻きがしっかりしており、ずっしりと重みのあるもの。
3.寒玉キャベツの場合、軸の部分の切り口が新しく太すぎない(太すぎるものは、葉の硬い軸の部分も多い)
またなるべく緑が濃い物の方がビタミンCやベータカロテンなどの含有率も高いため、より良いです。
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キャベツの保存方法
1.スーパーのビニール袋などに入れて、キャベツが呼吸出来るように口を緩く閉じ冷蔵庫の野菜庫で保存する。
2.寒玉の場合、軸の部分をくり抜き、水をしみこませたキッチンペーパーなどをくりぬいた部分に詰めて保存するとより長持ちする。その場合、時々キッチンペーパーが乾かないようこまめに取り換えるようにすること。
3.キャベツを切る場合は使う分だけ葉を外からはがしとって使用するほうがより長持ちする。