タピオカってなあに?
タピオカは、「キャッサバ芋」から取れるデンプンを丸めて作られている食品です。
キャッサバ芋からあの丸い形状になるまでには、やや長い工程があります。まずキャッサバ芋をすりおろして脱水し、デンプンだけを集めます。
それから集めたデンプンに吸水させ、沸騰した湯の中で糊化させ、水に浸け、中心までしっかり吸水させることで、その形状の美しさから「タピオカパール」とも呼ばれる、おなじみの丸いタピオカになります。
タピオカは高カロリー?
見た目が美しいタピオカですが、その製造工程を見ると「デンプンの塊」であることは疑いようもありません。
ではタピオカのカロリーは高いのでしょうか? 『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』によると、タピオカは乾燥状態で100gあたり355kcal(たんぱく質0g、脂質0.2g、糖質87.3g、食物繊維0.5g)。ゆでた状態では100gあたり62kcal l(たんぱく質0g、脂質ほぼ0g、糖質15.2g、食物繊維0.2g)です。
タピオカは99%が糖質です。その他の栄養素はほとんど入っておらず、食物繊維が1%以下です。
加えて、タピオカそのものには味はほぼありません。美味しく食べるために、甘みを濃くしたミルクティーやココナッツミルクに入れたり、砂糖などで甘みをつけたりして食べることが一般的です。
また、砂糖も99%が糖質です。現在流行っている食べ方(砂糖たっぷりのタピオカティー)では「太りやすい」といわれても仕方がないかもしれません。
ただ、一度に食べるタピオカは少量(市販のタピオカティー1杯に入っているタピオカの量は40g程度)です。ゆでたタピオカ40gあたり25kcal l(たんぱく質0g、脂質ほぼ0g、糖質6.1g、食物繊維0..08g)です。
それにもちもちとした弾力があるので、飲みながらタピオカを食べることで満足感がでます。
タピオカドリンクは砂糖を少なめにして楽しんで
デザートやミルクティーなどのドリンクに使われるタピオカは、 見た目がかわいらしく、美しい食べ物です。流行りのインスタ映えもします。
またタピオカドリンクはもともと熱帯地域の台湾発の飲み物で、たっぷりの砂糖が入っています。ですが、そうなると糖質たっぷりの飲み物は、飲む時間帯によっては(空腹時や夕食後など)とても太りやすくなります。
そのため、お勧めとしては、低カロリーの紅茶に、タンパク質源のミルクと少量のタピオカは、夏バテにgoodです。
砂糖を少なめに注文してこの暑い夏を乗り切りましょう!
【参考資料】